●講義、単位に関する制度等について
ここで、各講義や単位に関する制度についてまとめています
・そもそも単位って?
大学の講義では予習15時間、講義15時間、復習15時間の計45時間の勉強を持って一単位とするように定めれています。単位は、その講義を履修し終えた証明のようなものです。
・必修科目と選択科目
必修科目は各学類や課程で必ず受講しないといけない科目のことです。選択科目については、明確な定義はありませんが、必修科目以外と考えている人が多いです。ここで、注意しないといけないのは、必修単位ではないが卒業要件に含まれる単位があることです。例えば、「これらの単位の中から20単位以上修得すること」などと表記されている場合が多いです。これらの単位の修得数を間違うと留年することになるので、要注意です。
また、教養科目については教養科目のうち、理系もしくは文系の教養科目を何単位以上履修しなければならない場合もあります。
1年次のみで進級、卒業に必要な単位をすべて修得することは不可能です。課程配属や抽選制度等があり難しいかもしれませんが、1年次の段階である程度長期的な履修計画を立てておくことをオススメします。
・GPA
成績評価の指標の一つとして用いられているものです。各授業の評価を数値化して、平均したものです。府大の場合だと、A+は4、Aは3、Bは2、Cは1、Dは0というGP値が設定されており、
GPA=Σ(GP値×授業の単位数)/Σ単位数
という計算で計算される。GPAによって、授業料減免制度の審査が行われたり、半期に修得できる単位数の上限が引き上げられたりする。
・CPA制
上で述べたように1単位の習得には45時間の学修が必要とされており、そのための十分な勉強時間を確保するために、一年もしくは半期で習得できる単位数に上限を設ける制度です。GPAによってはCAP制の上限が引き上げられる場合もあります。CAP制とその引き上げ条件は各所属によって異なります。大学全体としては、年間50単位としていますが、工学域の場合は48単位といった風に違いがあります。また、大学から配布されている資料によって上限値が違う場合もあるが、その場合は自分の所属から配布された資料が正しいと思っていいです。
・受講申請
自分が受講する授業を大学に申請する制度です。基本的には学生ポータル上で行います。申請しないと単位が認定されないので、要注意です。
なお、平成27年度の受講申請期間は4月10日~4月16日(新入生の場合)です。受講申請については、1回目の授業に参加してから受講することを決めることができます。興味がある講義には、一度行ってみて、内容や先生などを見てから決めることができます。
・事前抽選制度
一部例外もありますが、一般教養科目では事前に抽選が行われます。これは教室の収容人数の関係で受講できる人数に上限があるためです。事前抽選は基本的に受講申請期間の前に設定されています。抽選に通った科目は必ず受講しないといけないので、万が一CAP上限を超える単位数の抽選に通った場合、抽選の内必修もしくは専門科目の受講をあきらめることになりますので、要注意です。事前抽選の申請は曜日コマごとに行え、それぞれ第8希望くらいまで申請できます。同じ曜日コマに複数の希望を申請した場合、当選するのは一つだけですが、違う曜日コマの場合は複数科目当選する可能性があります。
万が一、抽選に外れすぎたせい(単位を落とした、抽選の申請をしなかったなどは除外)で進級、卒業に必要な単位が習得できなく、救済措置のようなものがあるようです。実際にこの状況に陥る学生はほとんどいないのが実態ですが…。また、教養科目は毎年同じ授業を行っている場合もあるので、どうしても受講したい場合は次の年に再度申請することも可能です。1年次の教養科目をとれなくても、2年次以降で受講すれば問題ないので、抽選に外れたからと言って不安になる必要はありません。
・初年次ゼミナール(導入科目)
これは府大独自の授業で、高校までの受動的な学習から能動的な学習に切り替えてもらうことを目的としています。こちらも複数の科目から希望を選択して、抽選が行われます。基本的な抽選の流れは抽選科目と同じです。初ゼミの特徴としては、比較的少人数クラスで様々な所属の学生がいることです。
・初修外国語
一般的に言う第二外国語です。府大では、ドイツ語、フランス語、中国語、朝鮮語があり、こちらも抽選が行われます。必修科目に指定されていない学類もあり、その場合文系の教養科目としてカウントされます。初修外国語を履修した場合、文系の教養科目の必要単位を満たすことができますが、教養科目全体での必要科目を満たすことができませんので、要注意です。
・教職科目
教員免許状を修得するために必要な科目です。この中には、CAP制に含まれるものとそうないものがあります。前者は教科に関するもので、後者は教職に関するものです。教職を取るには、大学が指定する科目を履修すればいいのですが、教職課程を取らない場合に比べかなり忙しくなるのに加え、選択科目の履修をあきらめないといけない場合があるので、もし教職課程を取る場合はそれなりの覚悟が必要です。
・副専攻
大学が指定する科目を履修すると卒業時に自分の専攻以外にもう1つもしくは2つ副専攻として、専攻した証明がもらえます。こちらも教職同様、それなりの覚悟をもって専攻しましょう。
・シラバス
授業の概要をまとめたものです。授業の予定、成績評価の方法、教科書、参考書などがまとめられています。原則として、教員は授業の最初にシラバスを提示し、それにしたがって授業を進めなければなりません。もし、シラバスと全然違う授業を行う先生がいた場合は、教務まで相談に行きましょう。
・GPA対象科目履修中止申請期間
GPA対象科目(要するにCPA制でカウントされる科目)の履修を取りやめることができる期間です。平成27年度は4月24日~27日です。基本的に、申請は通りにくいと考えた方がいいです。申請を通すためには、大学が正当であると認める理由の提示が必要になります。例えば、授業が難しかったからとか朝起きるのがつらいからなどという理由では当然不可になります。では、どんなものならいいのかですが、申請したことがないのでわかりません。申し訳ありませんm(__)m
・オフィスアワー
これは、先生が学生の質問に答えるために、必ず居室にいると言っている時間のことです。ただし、先生によってはこの時間に行ってもいない場合があります。メールなどでアポを取ってから行きましょう。
・授業振替日
授業の日数の関係で、木曜日だが月曜日の授業を実施といったように、別の曜日の授業を振り替えて行う日のことです。基本的には、掲示板か学生ポータルに掲示されますので、要チェックです。非常勤の先生の場合は、休講にする先生もいます。
・補講日
基本的に補講(休講になった授業の場合)は、土曜日にあります。補講日に設定されている日は事前に学年歴等に記載されていますので、事前にチェックしておくことをオススメします。午前中は教養科目や専門基礎科目の補講を、午後には専門科目の補講を行うことになっていますが、先生によっては受講生に確認してから時間を変更する方もいます。また、補講を行わない先生もいます。補講を行う場合は授業中にアナウンスされるか、メールが送られてきます。